ベイヤーダイナミックT1ヘッドフォン レビュー
これを手に入れたのはもうかれこれ7~8年ほど前だったかと思います。
当時はまだハイエンドヘッドフォンが主流ではなく、
5万6万するゼンハイザーHD650でさえ
ハイエンドに位置するといわれていた時代でした。
そこで規格外のハイエンドヘッドフォンとして登場してきたのが
このT1とゼンハイザーのHD800ということだったんですよね。
(これらを除けば確かもうスタックスくらいしかなかった記憶が・・・)
なぜ、こんな型落ちのヘッドフォンを
いまだに愛用しているかといえば、これは私の基準となる
リファレンスヘッドフォンだからです。
これほどまでに自然で解像度が高く、聴き疲れしないヘッドフォンは
そうそうありません。
HD800との直接対決!!
さて、私が購入した当時は
これら輸入品は円高の恩恵もあってか、今の値段からは信じられないほど
安価な値段だったのでした。
それゆえ、私はこのT1のみならず、
当時話題だったゼンハイザーHD800まで購入し、
実際どちらが良いのか聴き比べをしてみたのでした。
ちなみに当時の購入金額は
T1が新品で69800円、HD800が99800円だったと記憶しております。
多分今の半額近く安い値段ですよね。
ネットでもっとも安いところで購入したんじゃなかったかな。
それぞれ良いところがあって、HD800は
音場が広大で耳の裏まで音がまわりこんでくるくらいに
広く遠くにきこえてくる、それに対して
T1は、ごく自然なんだけど解像度とクリアさが抜きんでていて
どっちもどっちという評価でした。
解像度 T1 > HD800
音場 HD800 > T1
音の自然さ T1 > HD800
立体感 HD800 = T1
こんなところだったのですが、
わたしはT1に軍配をあげました。
T1 VS HD800 は T1の勝利
なぜかといえば、HD800のほうが少し嘘くさいというか
ヘッドフォンにありがちなのですが、音の聞こえ方に若干
キャラがのってしまっている(作られた感じのする音)に
なっていることに気付いてしまったからです。
やはりわたしとしては、自然で原音に忠実なほうを
どうしても作られた嘘くさい音が許せなかったんだと思います。
だからといってモニター的な音も好きではないのですが・・・
T1は原音に忠実でしたし、
よくレビューで見る一文に、高音がとてもキレイとあるように
本当に高音の最高域まですーっと伸びていたのは
やはりT1のほうでしたね。
数年後にT1 2ndGenerationがでるも
数年後にT1 2ndというバランス駆動が可能で
リケーブルまで可能なモデルがでるわけですが、
あらゆる方のレビューを見る限りでは、
劇的な変化はないようで、買い換える気にはなりませんでした。
話に依れば高音が出にくくなって(出てるんだけど)
低音が強調されている音になったとのこと、
それはおそらく私の好みの音ではないのかなと。
それに、結構いらっしゃるのが、
初代T1が良かった!という声。
そういうレビューを見る度に、やっぱりなかなか買い換えられないなと。
イヤーパッドが別売りで手に入る
実はT1って発売10年近く経つにもかかわらず
イヤーパッドが買えるんですよね。
これも買い換えない理由の一つです。
4000円か5000円くらいなんですけど、
それを付け替えたらまた新品みたいなつけ心地になりますからね。
T1と同傾向でさらに上の機種って?
最近はイヤホンブームもあってか
ハイエンドヘッドフォンもとんでもなく高級なものまで
登場してきてます。
まー目移りするわするわで。。。実際に視聴しないとどうにも
失敗しそうで怖いんですが、
T1と同傾向かつT1以上の実力を持ったヘッドフォンに
出会いたい今日この頃です。
どなたかオススメのハイエンドヘッドフォンはないですか??
もうハイエンドはレビューみててもよくわかりません。
だって金額が金額だけに
ほとんど良いことしか書いてないし。。。
今はイヤホンバブル??
それにしても、最近はイヤホンバブルですよねー。
この前も大須のeイヤホンにいってきましたけど
まー高い!!
わけのわからんメーカーのイヤホンが、
まー高いこと!!!
イヤホンって構造的に限界があるのか
結局オープンエアーの高級ヘッドフォンには勝てないって情報を聞いてます。
それに20万とか25万とか・・・
バブルですよ。ほんとに。。。金銭感覚狂ってるとしか思えません。
全っ然景気良くないのにね。