今回はUSBDAC兼ワードクロックジェネレーターの
MUTEC MC3+USBについて書いていきます。
どんな機器なのか軽く紹介
MUTECのMC3といえば定番中の定番のクロックジェネレーターですが、
それにUSBDACの機能を搭載し、尚かつ後続のデジタル機器へ
クロックを供給しつつデジタル信号も同時に出力するという今までになかった機能で
PC含めオーディオ業界やDTM業界、自宅レコーディングUSERの間で
多大な人気を博すことになりました。
ここまでの機能の競合機種が無いため、
現在MUTECの一人勝ち状態になっているようです。
MC3+USBの中古もほぼ出回らず、出ても中古とは思えないほど高価な
値段がついていたりしています。
音質について
音質が気になるところですが、
批評は無理です!
ヘッドホン出力もアナログ出力もありません。
デジタル出力しかないため、
後続の機種で判断するしかないんです。
クロック精度
これはひとまず、HPのクロック説明欄を引用いたします。
- DDS(Direct Digital Synthesizer) 技術をベースにしたMUTEC 独自の「1G クロック テクノロジー」に更なる最適化を図ってアルゴリズムを高め、接続機器を超低ジッターのクロック信号で正確に同期。極めて高いレベルでデジタルオーディオ信号のリクロックが可能。
- ルビジウムやセシウムの電子クロック、GPS による外部リファレンスの入力も可能で、スタジオクオリティのデジタルサウンド処理も可能。
- 標準的なワードクロック、Digidesign
ProTo ols のスーパークロックと呼ばれるワードクロック×256 レートとハイエンドのインターフェースなどに使用される× 512 クロックレートを出力可能で、22.5792MHz および24.576MHz まで対応。ハイレゾを楽しむハイエンドのオーディオ愛好家やプロフェッショナルに質の高いサウンドを提供。
後続機器に極めて高いレベルのクロック信号を供給し、
さらにルビジウムやセシウムやGPSなどの超高精度10Mhzクロックを
入力可能。
定番ですが、x256やx512のスーパークロックも出力可能。
MC3+USBの最大の利点
MC3+USBの最大の利点とは、
クロック入力の無いデジタル入力対応の後続の機器に
高精度のクロックを供給出来ることですね。
以下引用します。
■USB アイソレーターとして機能し、高音質を実現
- 干渉によるノイズを排除するため、最先端のコンポーネントを採用したほか、USB セクションの電源をデジタルオーディオ回路と分離。ガルバニック絶縁されたUSB アイソレーターとして機能して、高周波干渉の影響を最小限に抑制しており、結果としてUSB ポートを搭載しながら最高グレードの音響性能を発揮することに成功しています。
PCMだけではなく、DSD256まで対応
ハイレゾ音源のほとんどが24bit48khzや96khzです。
これらはPCMのほうになり、真のハイレゾであるDSDではありません。
MC3+USBはDSD256のフォーマットまで対応しているので
今後の資産として長らく愛用できる性能を持っています。
DSDはほんの一部の音源しか売り出されてないですけどね。
その他、別売りラックマウント金具もあります。
ドライバーが優秀
Nmode X-DP10のドライバーは曲の始まりや曲間に無音部分や
ノイズが入ってしまうことがありましたが、
MC3+USBのドライバーはとても優秀でなにもかも非常にスムーズで
今まで使用していて、
音切れや機器を認識しないなどのトラブルは皆無です。
そこそこのデジタル入力を持ったDACやCDプレイヤーをお持ちの方には
もの凄くお勧めできる機器です。
角田先生に聞く! MC-3+USBの魅力 - MUTEC - ヒビノインターサウンド株式会社
MUTEC MC3+ USB クロックジェネレーター音質比較試聴レポートのページです。このページは、オーディオ専門店(株)逸品館が作成いたしました。