論理的思考『ロジカルシンキング』を身につける5つの方法
ペースの速い、データ主導の現代社会では、論理的思考がこれまで以上に重要になっています。
より良い決断を下し、より効果的に問題を解決し、さらには対人関係を改善するのに役立つスキルといえるでしょう。
しかし、どうすればこの重要なスキルを身につけることができるのでしょうか?
今回の記事では、論理的思考力を鍛えるための5つの有益な方法をご紹介します。
1. クリティカル・シンキングの練習
論理的思考を身につける最善の方法のひとつは、脳を批判的に思考させるエクササイズに取り組むことです。
批判的に思考するには、オープンエンドの質問をすることを意識してみましょう。
これは深い思考を促し、好奇心を刺激します。
単純に「はい」か「いいえ」で答えられる質問をするのではなく、もっと考える必要のある質問をするようにしましょう。
例えば、"この本は好きでしたか?"と聞く代わりに、"この本のメインテーマについてどう思いましたか?"と聞いてみるのです。
またパズルや頭脳戦、あるいはチェスのように戦略的思考を必要とするゲームなども良いでしょう。
例えば、数独は9x9のマス目を数字で埋め、各列、各行、3x3の9つのサブマスに1から9までの数字がすべて入るようにする数字配置パズルです。
このゲームは、数字をどこに置くかを論理的に考えさせるので、論理的思考力を高めるのに役立ちます。
2. 他人から学ぶ
論理的思考力「ロジカルシンキング」を伸ばすもう一つの効果的な方法は、他人、特に論理的推論を必要とする分野で優れた人から学ぶことです。
メンターや同僚、あるいは論理的思考能力の高さで知られる公人などでもよいでしょう。
例えば、コンピューター・プログラミングに興味があるなら、この分野のパイオニアであり、COBOL開発者であるグレース・ホッパーのような人の仕事を追うと良いでしょう。彼女の問題解決へのアプローチを研究することで、より論理的に考える方法についての洞察を得ることができるはずです。
また、状況や問題をさまざまな視点から見てみます。そうすることで、状況の背景を完全に理解し、偏見を避けることができます。
例えば、歴史的な出来事を分析する場合、様々な関係者の視点から理解するようにしましょう。
3. 意思決定プロセスを振り返る
自分の意思決定プロセスを振り返ることも、論理的思考を身につけるのに役立ちます。
何か決断を下すときはいつでも、その決断に至るまでにどのようなステップを踏んだかを振り返ってみると良いでしょう。
どのような要素を考慮したのか?
どのような仮定をしたのか?
自分の思考プロセスを検証することで、論理的思考を改善できる可能性のある領域を特定することができます。
例えば、新しい仕事のオファーを受けるかどうかを決めるとします。
長所と短所を列挙し、自分のキャリアアップへの影響を検討し、利点と欠点を天秤にかけるかもしれません。
このプロセスを振り返ることは、日常生活で論理的思考をどのように使っているかを理解するのに役立ちます。
4. 常に情報を得る
身の回りの世界について常に情報を得ることも、論理的思考力を高めることにつながります。時事問題、科学的発展、文化的傾向を理解することで、意思決定や問題解決の背景をよりよく理解することができます。
例えば、再生可能エネルギーへの投資について決断を下す場合、エネルギー市場の現状、気候変動の影響、再生可能技術の進歩を理解することで、より多くの情報に基づいた論理的な決断を下すことができます。
また、すべての情報が同じように作られているわけではありません。
他の情報源よりも信頼できるものもあります。情報源の信頼性を常に考慮しましょう。
著者の信頼性、出版日、情報が証拠によって裏付けられているかどうかをチェックしましょう。
5. マインドフルネスを実践する
最後に、マインドフルネスを実践することで、論理的思考を身につけることができます。マインドフルネスとは、判断せずに自分の考えや感情に注意を向けることです。
自分の思考パターンに気づくことで、不合理な思考を特定し、より論理的な思考に置き換えることができるでしょう。
たとえば、プレゼンに対する不安を感じているとしたら、最悪のシナリオを想定していることに気づくかもしれません。
この思考を非合理的なものだと認識することで、より論理的な思考に置き換えることができます。
"このプレゼンのために十分な準備をしてきたし、どんな質問が来ても対応できる "といった具合に。
また、自己省察は、批判的思考を向上させるための強力なツールとなります。
定期的に自分の考え、信念、思い込みを振り返る時間を取ってみましょう。
なぜそのように考えるのか、自分の信念は証拠に基づいているのか、自問してみるのです。
まとめ
では最後にまとめです。
論理的思考を身につけるには、練習と自己反省が必要です。
クリティカル・シンキングの練習に取り組み、他者から学び、自分の意思決定プロセスを振り返り、情報を入手し、マインドフルネスを実践することで、論理的思考力を高め、私生活や仕事においてより良い決断を下すことができるでしょう。