車の静粛性を高めるための静音化でやるべき優先順位
車の静音化といっても、実際に自分でどこがどう煩いとか
分かっているようでわかってなかったりするんですよね。
ボディ剛性が弱いことで起こるスカットルシェイクなのか、
ボディ全体が振動・共鳴しているのも一つの理由なわけですが、
今回はどこをやったら効率良く、コストを最小限に抑えられるか、
「静粛化する場所」の優先順位をランキング形式で書いてみたいと思います。
5位:ドアモール
まずは5位から。5位はドアモールです。
風きり音は意外と耳障りだったりします。これが普通だと気が付かない方も
案外いらっしゃるのではないかと思われるのですが、
独特の「サー」とか「シャー」という高音域が消えるだけでどれだけ運転中の
ストレスが消えるのかってのは是非とも体感してほしいところですね。
最近の車は小さな車でも静粛性が高かったりするので(特にトヨタ車)
風きり音だけ抑えるだけで、車の静粛化は満足できるかもしれませんよ。
4位:ボディ(床、天井)
床、天井などは、もうやったらやった分だけ良くなります。
突き詰めればどこまででもやれてしまう部分ですが、
エーモンのロードノイズ低減マットだけでも効果があるというレビューも
見かけますので、休日にDIYでちょっとやってみるってのもいいと思います。
より効果を高めたいなら、非常に大変ですが、床の響きそうな部分に制振材を
貼り巡らせた後に、遮音材や吸音材を織り交ぜると完璧です。
注意するべきは、なるべく薄い材料で済まさないと、後々あちこちクリップやら
マットやら、座席やら、センターコンソールやらの
納まりが悪くなってしまうところですね。
3位:ラゲッジルーム
ラゲッジルーム、要はトランクやトランクの下のスペアタイヤ部分です。
ここは結構震動が共鳴するところで、
施工すれば静かになることを実感しやすい場所になります。
代表的な施工方法は、スペアタイヤ部分に均等に制振材を貼り付け、
その上に遮音材や吸音材を貼り付けるという感じです。
特に効果を感じやすい車種は、トランクと後部座席が繋がっている
プリウスなどのハッチバック型やアルベルなどのワンボックスタイプ、
2位:ドア
2位はドアです。5位のドアモールとは別にしました。
静音化としての効果もあるのですが、デッドニングすることにもなるので
単純にオーディオの音が良くなるメリットがあります。
セットでオーディオスピーカーを交換してしまっても良いし、
ドアを閉める音にも高級感が出るという嬉しい副作用もあります。
ドアモールともセットで施工すると、外からの音がかなりシャットアウトされている
実感を得られることでしょう。あと、オーディオの音漏れも低減するそうです。
1位:タイヤハウス
前回の記事でも紹介しました、1位はタイヤハウスの静音化です。
単純にタイヤハウスは一番ダイレクトにタイヤからのロードノイズを
拾う場所ですので、ここの振動を抑えることで
ロードノイズの不快な音を抑えることが可能です。
タイヤを外さないといけないところがネックですが、これが出来る方なら
試す価値はあると思います。
それか、道具だけ用意して車屋さんに施工してもらうのもおススメです。
ということで、今回は静粛化(静音化)をやった方が良いランキングを
自身の経験を踏まえて個人的意見で書いてみました。(全て経験済みです)
やってみると、多少大変でも期待が大きくて意外と楽しかったりします。
このコロナ禍、是非おうちで出来るDIYとして車の静音化対策はいかがでしょうか。