メルセデスベンツ 新型GLC 220d 4MATIC試乗 これは売れるわ!ていうかもう売れてるわ
先日、今年3月に発表された新型GLC(CクラスタイプのSUV)に試乗させていただきましたので、今回は試乗レビューといきたいと思います。
メルセデスベンツ 新型GLC 試乗レビュー
内外装についてはすでにおなじみですので割愛させていただきます。
車内に乗り込んだ時の印象は、意外と視界が高くない!でした。
普段私はEセダンに乗っていますけど、ちょっと普段よりも高いかな?といった具合の絶妙の高さで、運転しづらそうだな~、とは全く思わなかったですし、実際に運転してみて違和感も殆どありませんでした。むしろ目線が高くなったことで、視界良好となり運転がしやすくなった印象です。
ディーゼル車とは言われなければわからない
最近のディーゼル車で毎回いわれるであろう「ディーゼルっぽくない」という決まり文句は、この車にも勿論当てはまります。特有のカラカラ音というのも私はわかりませんでしたが、多分耳を澄まして注意深く聞けばあるんだろうな、と。そんな感じでした。
2Lディーゼル+ISGで走りも申し分無し
出だしの加速もCクラス同様、スムーズでストレスはほぼありません。低回転域から力強いトルクを発生させていることが実感できます。また剛性が高いこともあり、Cクラス同様に走りに一体感(一塊感みたいなもの)を感じられますね。
全幅1890mmのボディサイズは運転しづらい?
メルセデスを運転されると、よく「運転してみるとあまり車の大きさを感じない」という感想を持たれることがあるそうです。
この新型GLCもそのとおりで、車が大きいとは少しも感じませんでした。無論、今何の車に乗っているかで、大きいと感じるか小さいと感じるかは人それぞれなのですが、4725x1890x1640というそこそこ大きなボディサイズ(特に全幅1890)の先入観を持って運転してみても、正直「ほんとにそんなにある?」と思ってしまうほど、サイズを気にせず運転することができていました。
Cクラスにあったカックンブレーキが解消されている!?
実は以前のCクラスのレビューで書いてなかったのですが、現行のCクラスの残念な部分として、ハイブリッド車にありがちな所謂「カックンブレーキ」が結構あったんですよね。
それが、今回のGLCではほとんど感じることは無かったです。
でもどうなんでしょう?これは個体差とかも多少あるのかな??
とりあえず、ブレーキを踏んだ瞬間に「ぎゅ~~~~!」と急に効きが良くなってからの「カックン!」というのは試乗中は感じられませんでした。
乗り心地に関して
乗り心地に関しては、とにかく非常に良い!の一言です。
大きなカーブでも安定した姿勢を保ったまま曲がっていきますし、嫌な横揺れも感じません。
運転自体のフィーリングは現行のCクラスに良く似ていると思います。
Cクラスについては過去記事にレビュー載せてます。
しかし、Cクラスと決定的に違うのは、車高が高いことによって、よりロードノイズが目立たなくなっていること、そしてエアサスによる乗り心地の更なる向上です。
Cクラスでは段差を乗り越えたときのショックが場所によっては大きく、時折ダイレクト感を感じることがありましたが、GLCはエアサスと235/55/19という扁平率の大きなタイヤによるおかげで、ダイレクト感が薄れ、ヴェールを一枚、二枚も覆ったようなソフトな音に変わり、エアサスがうまいこと段差をいなして機能していることも実感できました。
YOUTUBEでモータージャーナリストの清水和夫さんが、ロールスロイスに匹敵するくらい乗り心地が良い、と仰られていましたけど、、、まあ流石にそれは言い過ぎじゃないかとは思いますが、乗り心地の良い車であることは、実際に乗ってみて間違いないと思いました。
GLCは燃費お化け?
GLC 220dはディーゼルだけあって大変低燃費なのですが、実は下位グレードのGLA,GLB,A,Bに負けず劣らずの低燃費なのです。
WLTCモードでなんと18.1km!
この車両重量約2tの図体でリッター18.1kmは、はっきり言って脅威です。
他メーカーのことはわかりませんが、メルセデスはカタログ値の燃費は普通の下道を走るだけで超えることがあり、高速道路ともなると、カタログ値の1.5倍ほどの燃費を叩き出します。
この新型GLCだと、高速で時速80-90kmなら、リッター25~26kmは行く計算になります。
しかも軽油という。車両本体価格は高いけど、維持費は圧倒的に安くなるでしょう。
燃料タンクは62Lらしいので、恐らく一度の給油で1200km近く走ることができるのではないかと予想できます。私の場合給油は今までの月一から2か月に1回に減りますね。多分燃料費は今までの半分程になる計算で年間で5~6万円は浮いてきそう。
新型GLCは高い!?少しでも安く購入する方法ってあるの?
参考に見積書を作っていただいたのですが・・・やっぱり高いですね。
オプション全部盛りだと、乗り出しが1100万円くらいです。
おまけに値引き交渉にはほぼ応じられず、昨今の社会情勢による車業界の現状もあり、端数の調整程度しか値引きは期待できないとのことです。
くっそ~・・・
値段的にてっきり50~60万くらいは値引いてくれるもんだと思ってたのに...
こんな期待を抱いていたのは私だけではないはず??
がしかし、そんなお高いGLCでも、といいますかGLCに限っては買えなくもないかもねというお話を最後に。
といいますのは、人気の車種ということで、多少残価を高く設定してもOKじゃないのか?ということです。
GLCといえばメルセデスの中でも残価率TOP3くらいに入るくらい、値下がりが緩やかな人気車種として有名です。ちなみに1位はGクラス。
頭金次第なところもありますが、例えば残価設定で5年後に350万で売れるのであれば、残価350万に設定することで、実質700万円台でGLCの新車に乗ることが可能ですよね。
走行距離とかその他査定の条件でも色々変わるかと思いますが、ざっくり残価を300万、頭金を450万、残り300万ほどを5年ローンという形にすれば、全然現実的なプランで支払いできるのではないか?と思っています。
あと、削れるオプションとして、フットトランクオープナー(38000円)とパノラミックスライディングルーフ(220,000円)があるかなと。個人的にはこの2つは今までも使ったことがないし、いらないかな。
ホワイトを選択なら無償のポーラーホワイトでもOKでは?
ボディカラーはホワイトで良いのであれば、わざわざ有償のダイヤモンドホワイト(180,000円)を選択せず、無料のポーラーホワイトで良いんじゃないかとも思いますね。
私は何度かポーラーホワイトとダイヤモンドホワイトの両車を代車でお借りしたことがありましたが、いまだに両車両のカラーの区別をつけることができていません。
つまりダイヤモンドホワイトにする必要性ってあんまりないんじゃないの?って話です。これは事実ですが、売る際の査定でもダイヤモンドホワイトだからといって、ポーラーホワイトと値段に差がつくことはほぼ無いそうです。白は白として処理されるということですね。微々たる差はあったとしてもオプション価格分ほど査定価格に差はつかないようですよ。
なので、GLC高いな~と思われている方は、上記の2つのオプションと有償カラーを削るという選択もアリなのではないかと思っています。これで車の機能、性能はほぼ変わらないのに438,000円引きにすることが出来ますからね。
更に値段は安くできる?
上記+、さらにもっと値段を削ろうと思えば削れます。
一つはコーティング。これをディーラーでやらずにKeeperLABOなどで施工するか、もしくは自分で施工する、です。
そうすることで、とりあえずイニシャルコストの約¥150,000を浮かせることができます。
そして「おすすめパッケージ」というドラレコやフロアマットなど。これも約¥150,000しますが、フロアマットは別で社外品を購入し、ドラレコも社外品を後付けで付けるようにすれば、こちらもコーティング同様削ることは可能です。
というわけで、至れり尽くせりのフルオプションから、車の機能はほぼ損なわずに¥438,000+¥300,000=¥738,000はディスカウントすることができます。
まあ私ならドラレコ等の「おすすめパッケージ」は付けますけどね。後々めんどいので。
現在の納期は?
そんな1000万超えの高級車GLCですが、注文のほうは絶好調らしく、今発注しても1年はかかるだろうとのことです。正確な見通しは分からないようですが、1年は確実に見ておいた方が良いようですね。
ただ、自分の発注した車が生産段階に入ると、およその納期が分かるシステムになっているようですので、納車時期に慌てることはないそうです。
ということで、長くなってしまいましたが今回は新型GLCの試乗レビュー、値段や納期についてでした。
私も今年手付金を払って注文しようかと検討中です。値段も問題ですが、ボディカラーと内装カラーでも迷ってます。
GLC納車しました!
メルセデスベンツX254 GLC納車!したのでレビューしていきます 燃費・静粛性・ – TKTUBE