2019年に新バージョンとして再登場した名機
CampfireAudioのANDROMEDA(アンドロメダ)の
2019新バージョンを去年購入しました。
最近そのイヤホン用にALO SXC8 mmcx 4.4mmバランス端子型を購入し、
リケーブルをしてみたのでそのレビューをしてみたいと思います。
イヤホンANDROMEDAについて
campfire audioのアンドロメダはイヤホン界ではもはや知らないものはいないほど超有名な機種で、きれいな高音を得意とするモデルとして長年もてはやされていましたが
2019年に新バージョンとなり、
高域寄りな鳴り方から上から下まで均等なバランス寄りの方向に変わったようです。
私は巷で言われている以前のバージョンである
高音がキラキラしているのころを知らないのでなんともいえませんが
今の私の所有する2019の新バージョンも高音は素晴らしいものがあります。
明瞭度や解像度だけでいえば以前所有していたヘッドホンのBeyer T1よりも上ですね。
再生機器 NW-WM1A
肝心の再生機器はこちら。
4.4mm端子ということでもうSONYしかないのですが、
定番のNW-WM1Aです。
私はこれが初のポータブルプレーヤーなので、良し悪しは良くわかりませんが
音は結構いい音してると思います。
SONY的な良い意味でも悪い意味でも無機質でクセがなく、
モニター的でどちらかと言えば冷たい音、という印象ですね。
原音忠実性には優れているのではないかと思います。
SXC8へリケーブルしてみた感想
もともとCampfireAudioの製品のケーブルには大変素性の良い
ALOというメーカーが機器専用に作ったケーブルが付属されているため
ノーマルのままですでにサウンド的には完成されています。
特にANDROMEDAは下手にリケーブルしてしまうと
本来の良さが失われてしまい、逆にしないほうが良いというレビューも
ちらほらみられるくらいです。
では果たして、同メーカーであるALOのSXC8に変更することで
どう変化していくのか。レビューしてみたいと思います。
第一印象 暑苦しい
いきなりネガティブな感想。。。
バランス接続となり、分離が若干向上したようにも思いますが、
それよりも気になるのが音の厚み。
今まで小さな蛇口だったのが倍以上の大口径に変化してしまったかのような音の出方で
「どばぁ~~~~!」と音が流れ込んでくる印象です。
解像度が確実に上がり、小さな音もより鮮明に聴こえるようになったのですが、
ノーマルのケーブルに比べてぼわつき感を感じるようになってしまい、
ただただ暑苦しいという印象です。
レンジ、音場は広大に!!
しかし、ここまでのケーブルです、当然悪いだけではありません。
レンジ、音場が一層広くなり、上下左右に広がりを見せるようになります。
音は暑苦しいですが、よくよく聴いてみるとノーマルケーブルでは聴き取れなかった部分まで聴こえ、さらに定位も立体的になったことから3次元的なホログラフィックサウンドに変化します。
180度を超えた角度から音が飛んでくる、とレビューされている方もいらっしゃるように音場の広さには一聴の価値があるケーブルではないかと思いますね。
タッチノイズが酷い...
音がどうのというより、私の一番の減点対象となったのが
ケーブルのタッチノイズがこの上なく酷いというところ。。。
本当にちょっと触れただけで
「ガサッ!ゴソッ!!」
これでは一切動かずにリスニングしなければなりません。
当然外に持って聴こうものなら、歩くたびにガサガサなり続けてしまいそうで
外出には向いてないかな~と思いましたね。
あと、ケーブルが太く、重いので取り回しも悪いです。
そのためか耳にかけられるように針金が収縮チューブの下に入ってますね。
耳にかけなかったら下に引っ張られる感覚があるかも??ってくらい
取り回しの悪さと重みを感じます。
まとめ
このSXC8は、私はどちらかといえばアンドロメダには向いてないのかな、
という印象です。
なぜなら、せっかくの綺麗な高音が暑苦しい音でスポイルされてしまい、
元々のアンドロメダ特有の良さが消えてしまいがちになるからです。
今回のレビューを簡単にまとめますと
- レンジ、音場は広大になり立体感が増す
- 音がぼわつき暑苦しくなる
- アンドロメダの良さが消えてしまいがち
- タッチノイズが酷く、外出には不向き
と、いうことでSXC8は私の場合はとりあえずお蔵入りとなりました。
次回は同じALOのリケーブル、Pure Silver Litzについて
レビューを書きたいと思います。