前回ALOのSXC8をCampfireAudio ANDROMEDAにリケーブルしたレビューを
書きました。
今回はほぼ本命!!ともいえる
ALO Pure Silver Litzの4.4mmバランス端子でリケーブルしたレビューを
書いてみたいと思います。
ALO ALO-3108
まずはメーカーの商品説明から
Pure Silver Litz IEM Cableは、計4本の高純度銀導体から作られるイヤホン向けアップグレード交換ケーブルです。メディカルグレードのジャケット素材により導体を酸化から保護し、同社がこれまでに培ってきたマイクロフォニックノイズを最小限に抑えるケーブルデザインによって、より解像感のある音質を実現します。※Pure Silver Litz IEM Cable(3.5mm仕様)は、Campfire Audio製イヤホン「ATLAS」の純正ケーブルとして採用されています。
おそらくアンドロメダのバランス接続の本命はこれであろうと
勝手な思い込みでポチってみました。
箱から出してみるとこんな感じ
SXC8に比べてなんて細っちょろい線なんでしょうか!
ま、でも端子以外は純正ケーブルと同じ太さと質感ですね。
このモデルは耳掛け用のワイヤーは入ってないみたいです。
早速視聴!
早速イヤホンにつないでSONY NW-WM1Aにて視聴開始。
第一印象は...純正ケーブルよりも若干ドライですっきりした印象。
全体的にモニターよりになったような聴こえ方をしています。
大体ケーブルのつなぎたてってこういう印象が多いんですよね。
しかし、中低域から低域にかけては純正のケーブルよりも
量感が多く、さらにバランスに優れた音質へと変化しているように思いました。
これらは純銀コート線の特徴なのかもしれませんね。
純銀系って解像度がめちゃめちゃ上がって高域寄りになるっぽいイメージがありがち
なんですけど、実は低域にぶわっと厚みが出てものによっては若干
暑苦しさを感じてしまう場合があります。
やはり純正ケーブルを製作しているALOだけあって
ANDROMEDAとの相性も抜群!!!かな...?
もう少しエージングしてみようと鳴らしっぱなしにすることにしました。
リケーブルは好みの問題かもしれないという件
暫くの間夜中とか会社に行っている時間とかずっとプレーヤーをPCにつなぎつつ
音楽を鳴らしっぱなしにしてエージングをすることにしました。
数十時間経過したので、再度視聴してみると??
最初の印象である音の硬さというかドライ感が全く無くなり、
解像感も最初ほど感じなくなっていました。
微妙ながら音が柔らかくなって音の角がとれたのかもしれません。
相変わらず高域から低域までのバランスは素晴らしく、
昔のアンドロメダユーザーからするといい意味でも悪い意味でも
違和感を覚えてしまうほど普通に良いです。
ついこの間「eイヤホン」さんの店舗で
同メーカーの最上位機種SOLARISを視聴させてもらったのですが、
それにかなり近いですね。ほぼ同印象って感じです。
コスパは悪い?
しかしながら、このケーブルにリケーブルして
金額に見合うほどの効果があるか?というと正直微妙です。。。
なぜかといえば純正に比べて変化が小さく、
これだったらお金をかけずに純正でも良いんじゃないか?と
正直思ってしまったんです。
これは好みの問題?というかバランスに変更したという気休め?程度で
如何にアンドロメダの純正ケーブルが完成されたものかというのを
再認識させられる結果となりました。
それに同じALO製ですしね。まぁそういうのもありますよ。
ということでコスパで言えば、絶対に良くはなく悪いほうです(笑)
まとめ
ということでまとめてみます。
- 純銀の恩恵は微妙
- バランス接続でさえ変化は少ない
- 以上の結果からコスパは悪い
とこんな感じです。
ていうか純正ケーブルが優秀なだけです(笑)
でも周波数帯域のバランスは純正よりも確実に良くなります。
例えばアンドロメダの得意な高域はそのままで低域を強化される感じです。
ということで、無理してリケーブルするものでもないかな~という
結果とはなりましたが、これは私がまだ素晴らしさに気付いていないだけ?
という場合もありうると思っていますので、今後も様子見して変化がないか
たしかめていきたいと思います。
続編
その後どうなったか?